2017年11月1日水曜日

Iさん(46歳)の出産までの軌跡

院長のさんぺいです。

45歳で体外受精を行い、46歳で帝王切開の末4000g超のまんまる健康な女の子を出産されたIさんからメールで詳細な報告を頂きました。

医師からは「予定日を2週間位超えてしまうかもしれない」と伝えられていたので、陣痛が早く来るように鍼灸で促したのですが・・・。
結局12日遅れで出産されました。

『46歳で授かった奇跡のベイビーを大事に大事に育てていきたいと思ってます。院長・原口先生には大変にお世話になりました!引き続き宜しくお願い致します』とのことです。


さて、46歳で出産することがどれぐらい奇跡的なことなのかWEB上で調べてみました。

まず45歳での妊娠確率ですが2%と書かれています。
46歳になると1%台に下がってしまいます。

次に妊娠後の出生率は45歳以降の場合3~5%と書かれています。

1000人がチャレンジすると20人が妊娠し、出産に至るのは0.6~1人という計算になります。
計算上は0.1%以下の確率になってしまいます。

この厳しい現実を乗り越えるには相当な覚悟が必要になります。


Iさんの場合もまさに"忍勝"でした。
タイミング2回、人口授精2回、体外授精8回で着床せず。
9回目(変更後の4箇所目の病院では1回目)でようやく妊娠・出産に至っています。

子宝の鍼灸治療は平成27年5月20日が初診です。
初診時までの不妊治療歴は3年5ヶ月、病院は3箇所目、タイミング2回、人口授精2回、体外授精4回でした。

結果的には来院8回目(14週目)の施術後に取れた凍結杯盤胞で成功されています。
6月中旬にはご夫婦で断食(ファスティング)をされたのも良かったようです。

平成28年1月末の施術時(11回目)には「本当はもう妊活辞めたい」とこぼされていました。

諦めなくて良かった!

平成28年4月からは、天然ホルモン補充療法を行う病院での治療も開始。
多くのアレルギー検査で陽性になり食事を改善します。
プラセンタ注射、(これは後々問題が…)、DHEA等のサプリの追加を行います。

平成29年7月に品川区の病院に変更。
子宮に受精卵をいつ戻すのか?
ERA(子宮内膜受容能検査)という検査を実施した結果、
「ずーと5日目に戻してましたが、6日目のタイプと診断されました。」
タイミングもバッチリだったようですね。

こうして5年間の努力が実り、1000分の1以下の奇跡が起こったのですが、ご主人の愛情・サポート、なによりお財布が支えになりました(^-^;)


40歳以上で体外受精を行う場合、採卵までに体質改善を行い質の高い受精卵を得るのが近道です。

鍼灸治療は週に1度のペース、酵素ジュースを用いた断食を夫婦で行う、食品添加物に注意した食生活、採精1~3日前にはご主人の治療を行う、甲状腺療法により体温を上げる、「私はツイてる」と自己暗示をかける などを行うと確率は飛躍的にアップするはずです。

"決して望みを捨てなかった者のみに道は開けます"

これを読んでくれている妊活中の皆様にも
"すべての良きことが雪崩のごとくおきます"


*45歳での妊娠率、出産率は諸説あるようです。当院では44歳7ヶ月で自然妊娠し45歳で出産された方、45歳11か月で妊娠(体外受精)された方がいらっしゃいますので確率はもう少し高いはずです。
*記事の妊娠率に関してはコチラを参考にしました。
46歳でも妊娠の可能性あり?気になる出産の確率やリスクを解説

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