本日は、祝日なので1時間早く帰宅できます。
軍事オタクの患者さんから「ガールズ&パンツァーのブルーレイを買ったので是非見てください!」と言われていたので、気合を入れて待っていたものの来院されず。
ガルパンの代わりに斉藤一人の道は開ける(永松茂久著)で紹介されていた『麗しのサブリナ』をツタヤで借りて見ました。
P48より抜粋
「どうでもいい話だけど、俺が事業家になったきっかけの一つって映画なんだよ。
『麗しのサブリナ』っていう映画見たことあるかい?」
「いえ、ありません。いつごろの映画ですか?」
「俺のちっちゃい頃の映画だから知らなくても無理ないな。古いやつだと500円ぐらいで売っているらしいよ。俺は子供のときその映画を見て、事業家になろうと思ったんだ。
オードリー・ヘップバーンって、いい女がいてな。二人兄弟の弟の方に惚れているんだ。その弟が色男でな。
事業家のあんちゃんのほうはハンフリー・ボガードがやっているんだけど、だんだんあんちゃんの魅力がでてくるんだよ。そうすると色男なんかイチコロだよ。
人の魅力ってああいうもんだな。足が長いだとか、顔がいいとかっていうもんじゃないんだよ。こいつ魅力あるなって。これっていったい何だろうって。謎のように引っかかってね、ずっと考えてきたんだよ。」
「それ分かります。必ずしもイケメンばっかりがモテるわけじゃないですもんね」
一人さんが、ヘップバーンの映画を見て事業家になりたいと思ったというのは驚きだった。しかしそれより僕の心に響いたのは、一人さんも魅力とはなんだろうとずっと考え、それを追求してきたことだった。
「フェラーリに乗っているとか、ブランドの服着ているとかは、人間の魅力の中で人が思っているほど大きなものじゃない。バカでかい家やビルを建てたなんて、そんなもの俺はカッコいいとも、魅力だとも思わない。
俺な、魅力って何だろうと考えに考えた末に出した結論があるんだよ」
「なんですか?」
僕はさらにしっかりとペンを握り直し、身を乗り出して聞いた。
「聞きたい?」
「めっちゃ聞きたいです」
「ちゃんと聞く?」
「ちゃんと聞きます。反論もしません」。
テレビ番組のいいところでCMに入ったときのように、足がむずむずして「うあーーー」と叫びだしたい気分だった。
一人さんは胸を張ってしっかりと腕組みし直して言った。
転載終了
続きは本を読んでね。
映画好きの年配の患者さんからは「これから名作を初めて見ることができるなんて羨ましいな~」と言われます。
白黒映画はちょっとな・・・、と思って見ることはありませんでしたが、他のオードリー作品も見てみたいと思いました。
またです!
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ...」
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