2014年2月18日火曜日

妊娠後の対応(早産・流産対策)

院長のさんぺいです。

子宝鍼灸治療をしていると嬉しい報告がある一方で、流産してしまったという残念な報告もまれにあります。
藤田紘一郎先生の著書「アレルギーの9割は腸で治る!」の中に、有用な情報がありましたので報告します。

 早産や流産の原因の50~60%が膣炎である。

 

膣炎の原因

(本文要約)
膣内にはデーデルライン乳酸菌という善玉菌が生息しており、常に膣内を酸性を保つことで雑菌から身を守っている。
ところが、ウォシュレットのビデで洗いすぎるとデーデルライン乳酸菌も一緒に流れてしまい中性になってしまう。結果的に雑菌を増殖させ、おりものが出てきて、膣炎になってしまう。
ビデを使うと、膣がキレイになるように錯覚しがちですが、実は汚くしている、ということなのです。

トリコモナス膣炎の場合、トリコモナス原虫が膣内に侵入すると、デーデルライン乳酸菌のエサであるグリコーゲンを横取りします。それで、デーデルライン乳酸菌はエサを失って生きることができず、膣内が中性になります。そのため、雑菌が増殖し、おりものが出てきて炎症を起こします。
(要約終わり)

抗生物質を使うと善玉、悪玉に関係なくバクテリアをすべて殺し、カンジタ菌を自由に成長させてしまいます。デーデルライン乳酸菌も死んでしまうので、カンジタ菌が異常増殖し、カンジタ膣炎になってしまいます。
不妊治療中はお薬を控えている方が多いので心配不要かと思いますが、ウォシュレットで流産の危険性が高まると言うのは盲点でした。
そういえば、気功の師匠も女性患者さんには「すそを洗いすぎたらいけませんよ。デーデルライン乳酸桿菌がいなくなると病気になりますよ」とよく指導していました。
当院の社長は5男をもうけていますが、若い頃同僚の不妊に悩む女性に「どうしたら、そんなに産まれるのか」と相談され、「子作り後すぐに洗わないことだよ」と答えたそうです。その後、「アドバイス通りにしたら妊娠した」と喜ばれたと話しています。

膣炎を起こす原因としては、他に「イースト菌症候群(カンジタ症)」があります。
カンジタは、小腸、大腸で自然に繁殖し、バランスさえ維持できていれば、無害な菌です。
カンジタ菌が異常繁殖する原因として、抗生物質の使用のほか、
砂糖(ケチャプ、ソース、サラダドレッシング、ケーキミックス、アイスクリーム、チョコレート、菓子パン、精製された小麦粉等)
動物性タンパク質の食品の過剰摂取(牛乳、乳製品、肉、魚、卵等)
ステロイド系ホルモンの使用(経口避妊薬、ぜんそくや花粉症の際のステロイド剤、不妊治療で用いられる合成ステロイドホルモン)
頻繁な性交(射精は膣の酸性度を減らし、精子だけでなく、カンジタ菌にも居心地の良い環境を作る)
気分高揚薬
食品添加物(パンに含まれるイーストフード)、コンビニ食や惣菜に含まれる防腐剤
これらにも気をつけたいところです。

さらに流産との関連が疑われている物質に、合成甘味料のスクラロースがあります。
食品添加物の専門家、渡辺雄二さんは「スクラロースは砂糖の約600倍の甘味がある有機塩素系化合物の一種。脾臓と胸腺に萎縮が起こり免疫力が低下する。下痢、体重減少、流産、脳への影響が心配される。怖くて口にする気にはなれません」と著書で書かれています。
渡辺さんの基準だと、熱中症などに使われる経口保水液「オーエスワン」も不妊治療中は”買ってはいけない”商品になってしまいます。
ゼロカロリー」とか「甘さ控えめ」と書いてある商品にはだいたい入っていますので十分お気をつけください。

流産の予防に効果的な栄養


ビタミンEの科学名トコフェロールとは「妊娠を維持する油」という意味で不妊と流産の予防に大変重要です。
当院のスタッフが愛用している「インカインチオイル/(アマゾングリーンナッツオイル)」には天然ビタミンEが100g 中に200mgも含まれています。(7~800mg/日が目安)
オメガ3脂肪酸(αリノレイン酸)が豊富でありながら、VEの作用で酸化しにくいので「子宝治療」には必須オイルではないかと考えられます。
このオイル、以前は池袋のどこにも置いていませんでしたが、現在ではISP(池袋ショッピンパーク)内の「こだわり市場」で販売されています。
以前は自由が丘の成城石井で買っていたので、このオイルが池袋でも販売された時は「ついにブクロも知的な町になってきたな~!」と嬉しく思ったのを思い出します。
※在庫がある場合、当院でもお譲りできますので声をかけてください。


膣炎予防に効果的なサプリ


カンジタ菌やトリコモナス原虫などの駆除には、オリーブ葉エキスがお勧めです。
海外の自然療法関連の本を多数翻訳された、今村光一氏の関係者が運営している、「うまいもの倶楽部」のトップページで紹介されていることからも良品であることがわかります。
このサプリは、ハンガリーでは感染症の標準治療薬になっているそうです。
病気にならない人は知っている」では原因不明の難病の多くを、カンジタ菌の感染を原因の一つとして挙げております。
不妊治療でエストラーナテープ(エチニールエストラジオールと呼ばれる合成女性ホルモン)を利用している方は、初期の検査で、カンジタやクラミジアの感染が陰性でも注意が必要です。
ウィルスにも効果があるようなので、インフルエンザ予防、子宮頸癌と関わりを疑われているHPV(ヒトパピローマウィルス)予防にも効果がるのではないかと考えられます。

池袋 マッサージは池袋東口徒歩4分・癒しの森指圧鍼灸院

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